ウィッグの前髪を簡単に加工する3つの方法

ウィッグを使っておしゃれを楽しむ人は多くいますが、「手持ちのウィッグを何個も持っている」という方はそう多くはいないでしょう。同じスタイルのウィッグでは飽きてしまったり、時にはアレンジを楽しみたいと思うこともあるかもしれません。

そこで今回は、初心者でも簡単にアレンジできるウィッグの前髪加工方法を3つご紹介します。

前髪カットはウィッグのアレンジとしてよく知られています。個人の顔立ちや額の広さによって、前髪の長さも異なるため、自分に似合うように上手にカットしたいと思う人もいるでしょう。

ウィッグの前髪を簡単にカットする方法としては、「すきバサミを使う方法」がおすすめです。準備するものは、すきバサミ、ウィッグ用コーム、霧吹き、ヘアクリップ、床に敷く新聞紙などです。以下の手順で行います。

まず、ウィッグを自分で装着し、カットしたくない髪をクリップで留めます。
ウィッグの前髪をセルフカットする際は、中央から毛を切っていくと失敗を減らせます。まずは中央の長さを決めてカットし、それに合わせてサイドと自然につながるように両端まで前髪をカットしていきます。中央から交互に両端に向かって長さを整える手順でカットすると、バランスがとりやすく切りすぎも防げます。
量を減らしたくない場合は、ハサミを縦に入れて微調整することもできます。

ウィッグの前髪を簡単にアレンジする方法として、前髪を立ち上げて中央から分け、M字型にする方法があります。

まず、ウィッグの前髪にドライヤーを当てて熱を加えます（耐熱ウィッグを使用してください）。熱がある状態で小型の保冷材パックを当てます。ウィッグの毛を2つ折りにしてその間に保冷材を挟むように冷やしてください。
左右の前髪も同様に保冷材で2つ折りにして冷やし、完全に冷めたらスプレーなどで固定します。
これで前髪のセンター分けとM字アレンジが完成します。

ウィッグで前髪をアレンジする際の悩みとして、地肌が見えたり境目が目立ったりすることがあります。地肌の透けを防ぐために、以下の2つのアイデアを試してみてください。

ウィッグネットの色を肌色に近いものにする。黒やグレーのネットは特に前髪との境目で透けやすく目立ちます。肌色に近いベージュなどのネットを使用すると違和感を減らすことができます。
前髪を下ろす際は、ドライヤーでスタイリングするときに毛を真上に持ち上げながらブローします。分け目がくっきりつかず、トップにふんわりとボリュームが出て自然な印象になります。

以上がウィッグの前髪を簡単に加工する3つの方法と、不自然にならない前髪アレンジのコツです。

初心者の方にはウィッグのカットは難しいかもしれませんので、別売りの前髪ウィッグを使用して雰囲気を変える方法もおすすめです。前髪ウィッグを付け替えるだけで、さまざまな雰囲気を楽しむことができます。