ウィッグの種類と正しいつけ方、素材別の留意点

ウィッグの種類と正しいつけ方、素材別の留意点

ウィッグの種類について

ウィッグは、おしゃれやイメージチェンジのために日常的に使用できるさまざまな種類があります。以下では、ウィッグの種類と素材別に応じた正しいつけ方と留意点をご紹介します。

種類1:フルウィッグ(全かつら)

頭全体を覆うタイプのウィッグで、帽子のようにかぶります。フルウィッグは自分の好みのヘアカラーやヘアスタイルを気軽に楽しむことができます。例えば、「自毛を染めることができないので、休日には明るい髪色のウィッグで楽しみたい」「結婚式やパーティー用に華やかなウィッグが欲しい」「髪全体のボリュームアップを狙いたい」といった場合に便利です。

種類2:ポイントウィッグ(部分かつら)

髪の一部に装用し、スタイルや長さ、分量を変えることができるタイプのウィッグです。ポイントウィッグはファッションウィッグの主流であり、前髪ウィッグ、ハーフウィッグ、エクステンションなど、さまざまな部位に使用することができます。

種類3:ヘアアレンジ用ウィッグ

 

ウィッグの種類と正しいつけ方、素材別の留意点

ヘアアレンジ用ウィッグは、ポイントウィッグよりも気軽に装着できるタイプです。テールウィッグ、シュシュウィッグ、お団子ウィッグなどの種類があり、ヘアアレンジ用ウィッグはヘアアクセサリーのように取り入れることができるメリットがあります。

ウィッグの素材について

素材1:人毛

人毛ウィッグは本物の人間の髪から作られており、見た目や髪質が自然な仕上がりとなります。人毛ウィッグは自分の髪をシャンプーするときと同じ感覚で洗うこ とができます。また、アイロンやコテの熱にも強く、巻き髪やストレートヘア、ウェーブヘアなど、幅広いスタイルを楽しむことができます。ただし、スタイリングのキープ力が低いため、ヘアスプレーやワックスなどを使用する必要があります。

素材2:人工毛

人工毛ウィッグは合成繊維(ポリエステル、アクリルなど)で作られたウィッグです。合成繊維の特性により、ウィッグの形状を記憶しやすくスタイリングの持ちも良いです。ただし、合成繊維特有のテカリがあり、見た目に不自然さを感じる場合もあります。人工毛ウィッグはファッションウィッグとしても主流であり、おしゃれなデザインウィッグが欲しい方や、初心者の方に手軽に楽しんでいただけます。

素材3:ミックスヘア(混合毛)

ミックスヘアウィッグは人毛と人工毛をミックスして作られており、自然な仕上がりで控えめな光沢感があります。ミックスヘアウィッグは人毛ウィッグと人工毛ウィッグの要素を併せ持つため、カラーリングには適していません。保管時には、人工毛が含まれているため水分を含みやすくなる人毛ウィッグとは異なり、風通しの良い場所での保管が重要です。

ウィッグのつけ方で気を付けること

フルウィッグ

フルウィッグをつける際には、自毛をコンパクトにまとめ、ウィッグをかぶっても頭が大きく見えないようにすることが大切です。自毛が長い場合は三つ編みにして髪のボリュームを抑えることもおすすめです。また、ウィッグにはサイズ調整機能が付いているものもあるため、頭にぴったりとフィットするように調節しましょう。

部分ウィッグ(ポイントウィッグ・ヘアアレンジ用ウィッグ)

部分ウィッグをつける場合は、自毛とウィッグが自然になじむことが重要です。ウィッグ特有のテカリが気になる場合は、制汗剤のパウダースプレーを使用してウィッグのツヤを抑える方法がおすすめです。パウダースプレーを使用した後は、ウィッグをきれいに洗うことも忘れずに行いましょう。

素材別の留意点は保管方法にあり

ウィッグの種類にはどんなものがあるの?つけ方、素材別に気を付けることとは

 

ウィッグの種類と正しいつけ方、素材別の留意点

人毛ウィッグとミックスヘアウィッグは本物の髪の毛が含まれているため、水分を吸いやすく湿気に注意が必要です。一方、人工毛ウィッグは静電気が起きると髪の質が悪くなる可能性があるため、他の物と擦れないように保管することが重要です。

フルウィッグを保管する際には、ウィッグスタンドを使用して型崩れを防ぐことがおすすめです。一方、部分ウィッグは畳んだり折ったりせず、専用の保存袋にしまうことが重要です。どの種類のウィッグでも、風通しの良い湿気の少ない場所で保管するのが最適です。

おわりに

ウィッグは休日のお出かけやイベントの際に役立つアイテムですので、種類や素材について理解し、適切なお手入れ方法で管理することが重要です。お気に入りのウィッグを長く楽しむために、正しいケアをしながらおしゃれをお楽しみください。