ウィッグの洗い方:シャンプーで清潔に保とう

ウィッグの洗い方:シャンプーで清潔に保とう

ファッションウィッグを何度か使用すると、シャンプーに関する疑問が湧いてくることがあります。ウィッグを洗おうと思っても、普通のシャンプーを使用してもいいのかどうかわからない方も多いかもしれません。その答えは、もちろん「イエス」です。ウィッグは肌に密着するものなので、清潔に保つことが重要です。ただし、洗い方にはいくつかのポイントがあります。

日々のウィッグケアの方法

 

ウィッグの洗い方:シャンプーで清潔に保とう

ウィッグをシャンプーすることによって、「汚れ」と「におい」を落とし、清潔に保つだけでなく、ウィッグのダメージを防ぎ、長持ちさせることもできます。また、シャンプーによって毛の絡みや癖を元に戻すこともできる場合があります。ダメージや絡みを発見したら、なるべく早くケアを行うようにしましょう。

ウィッグを使用する前後には必ずブラッシングを行ってください。根元からとかすのではなく、毛先から少しずつ絡みをほぐすように丁寧にブラッシングすることで、毛を傷めずにスムーズにシャンプーができます。ウィッグ専用のオイルスプレーを使用すると、さらに傷みにくくなるためおすすめです。

何度も着用したりスタイリング剤を使用した後は、ウィッグ専用のシャンプーで洗います。ただし、過度な洗いすぎもウィッグを傷める原因となるため、毛の状態を見ながら適度な頻度で行ってください。

それでは、ウィッグをシャンプーする手順や必要なものについて詳しくご紹介します。

ウィッグをシャンプーするために必要なもの

  • ウィッグ専用のシャンプー(地毛用のシャンプーでも可)
  • 洗面器
  • タオル
  • ウィッグ用ブラシ

シャンプーには普段使用している地毛用のシャンプーを使用しても構いませんが、ウィッグの毛の種類がさまざまなため、専用のシャンプーを使用する方が安心です。

ウィッグの洗い方

 

ウィッグの洗い方:シャンプーで清潔に保とう

1. ブラッシングする

シャンプー前にブラシでホコリを落とし、絡みをほどいておくことで、毛が傷みにくくなり、スムーズにシャンプーを行うことができます。先に述べたように、毛先から丁寧にブラシをかけましょう。

2. 洗面器に洗浄液を作る

洗面器に水をはり、シャンプーを数滴入れて混ぜておきます。ウィッグの種類によっては、熱いお湯を使用すると毛が縮んだり癖がついたりすることがあるため、ぬるま湯にしておきましょう。

3. 押し洗いする

ウィッグを洗浄液に浸し、優しく押し洗いをします。ウィッグは摩擦に弱いため、強くもんだりこすったりすることは避けましょう。汗や皮脂などで汚れがたまりやすいネットの部分も、忘れずに指で押し洗いしてください。また、複数のウィッグを同時に洗うことは避けたほうが無難です。ウィッグ同士が絡まってしまい、使用できなくなる恐れがあります。

4. すすぐ

水を換えながら、流水で優しくきれいにすすぎましょう。

5. 乾かす

すすぎ終わったら、タオルに優しく挟んでこすらずに水気を取ってください。その後、ブラッシングをせずに風通しの良い日陰か室内で自然乾燥させます。カールがついたウィッグの場合は、指で形を整えてから干しましょう。ただし、乾かす際にはドライヤーの使用は避けてください(耐熱ウィッグの場合は使用可)。

6. 仕上げ

ウィッグが完全に乾いたら、最後にブラッシングをしてスタイルを整えます。ぬれた状態でブラシをかけると、ウィッグが傷んだりスタイルが崩れたりする可能性があるため、注意しましょう。また、オイルスプレーを使用すると絡みやもつれ、静電気防止に役立ちます。

柔軟剤でウィッグの絡みを防止

ウィッグが絡みやすい場合は、シャンプー後に洗濯で使用する柔軟剤に浸してみましょう。シリコンや繊維潤滑剤が含まれているものが効果的です。

洗面器に水をはり、柔軟剤を入れて混ぜ、ウィッグを1時間ほど浸け置きます。最後に軽くすすぎ、シャンプー後と同様に乾かせば、なめらかでサラサラの髪になります。

ただし、柔軟剤によっては香りが移る可能性があります。香りがつくのを避けたい場合は、無香料のものを使用しましょう。

おわりに

ウィッグは摩擦に弱いものです。もつれや絡みは悩みの種ですが、おしゃれを楽しむ上で重要な要素でもあります。ウィッグも地毛と同様に、取り返しのつかないダメージを受ける前に、日々のケアを怠らず行うことが重要です。指通りが悪くなってきた場合は、早めにシャンプーと柔軟剤を使用してお手入れするよう心掛けましょう。