ウィッグ素材の種類と特徴、お手入れ方法
ウィッグ素材の種類と特徴、お手入れ方法
さまざまな毛質のウィッグが存在します。ウィッグを選ぶ際には予算や使用目的などを考慮し、自分に合った毛質のウィッグを選ぶことが重要です。以下では、異なるウィッグ素材の特徴やメリット、それぞれのお手入れ方法について詳しく説明します。ウィッグを購入を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
人毛ウィッグの特徴・お手入れ方法
人毛ウィッグは、本物の人間の毛髪を使用して作られており、自然な見た目と質感、手触りが特徴です。パーマやヘアカラーなど、地毛と同じようにスタイリングやアレンジが自由に楽しめます。人毛ウィッグのお手入れは、基本的には地毛と同様にシャンプーとトリートメントを行うだけでOKです。ただし、使用するたびにシャンプーをすることが推奨されるため、手入れにやや手間がかかることを覚えておいてください。また、乾燥には人工毛ウィッグよりも時間がかかる傾向があります。
非耐熱ファイバー製ウィッグの特徴・お手入れ方法
ウィッグには耐熱ファイバー製と非耐熱ファイバー製の2つのタイプがあります。ここでは非耐熱ファイバー製ウィッグについて説明します。非耐熱ファイバーは熱に弱く、ドライヤーやコテ、ホットカーラーなどの熱スタイリングには適していません。ただし、非耐熱ファイバー製ウィッグには鮮やかな発色と思い通りの髪色を選べるという大きなメリットがあります。また、毛質がハリやコシがあるため、根元を立ち上げるアレンジがしやすいです。お手入れ方法は、一般的な人工毛ウィッグと同様で、ウィッグ専用のシャンプーやトリートメントを使用して洗い、陰干しすればOKです(一般的なシ ャンプーも使用可能です)。また、ドライヤーやカーラーなどを使用してアレンジすることもできますが、低温のドライヤーで遠くから温風を当て、冷風で固定すると良い結果が得られます。
耐熱ファイバー製ウィッグの特徴・お手入れ方法
耐熱ファイバー製ウィッグは、現在のファッションウィッグの主流です。この素材は約180度までの加熱に耐えるため、コテやアイロンなどの熱スタイリングが容易です。しかし、頻繁な加熱は髪の傷みに繋がるため、コテやアイロンの使用は控えるべきです。耐熱ファイバー製ウィッグのお手入れ方法も、ウィッグ専用のシャンプーやトリートメントを使用し、乾かすだけでOKです。また、耐熱ファイバー製ウィッグは絡みにくい毛質を持っているため、ロングのフルウィッグなど、絡みが心配な場合には特に適しています。
以上が一般的に用いられているウィッグの素材別の特徴やお手入れ方法の説明でした。どの素材のウィッグを選んでも、定期的なお手入れと適切な保管が長持ちの秘訣です。特にデリケートな人毛ウィッグは、使用後にシャンプーするなど手間をかけることで長く使用できます。ファッションウィッグとして日常的に使用する場合は耐熱ファイバー製を、コスプレなどで鮮やかな髪色を表現したい場合は非耐熱ファイバー製を、地毛のように長期間使用したい場合は人毛を選ぶと良いでしょう。