ウィッグの長持ちさせる保管方法とケアのポイント

大切なウィッグを長持ちさせるための保管方法

8月に入り、ますます暑い日が続いていますね。室内で過ごすとまだましですが、屋外での長時間の滞在は大変です。熱中症にはくれぐれも注意しましょう。先月、夏でも快適にウィッグを楽しむための方法をいくつかご紹介しましたが、「やっぱりウィッグは暑いんですよね」「押し入れにしまっています」という声も多く聞かれます。

夏が終わり、秋になるとハロウィンが近づいてきます。その時までウィッグを一時的に休ませたいと考える方もいるかもしれませんね。しかし、ウィッグは本来、消耗品です。適切なケア方法や保管方法を守らないと、すぐに劣化してしまう非常にデリケートなアイテムなのです。

夏の間はウィッグを保管し、ハロウィンのシーズンに使用する際に形が崩れたり、損傷したりしないよう、正しい保管方法をご紹介します。使用後の片付けやメンテナンス方法によって、ウィッグの寿命が大きく変わってしまいます。大切なウィッグを長く保つためのポイントをご紹介します。

ウィッグの保管方法

そのままの保管は避けましょう

 

大切なウィッグを少しでも長く!ウィッグ保管方法

まず最初に重要なのは、「保管方法」です。ウィッグ用の専用ポーチやウィッグネットを使って保管する方法もありますが、使用後にそのまましまい込んでしまうのは避けましょう。使用後はまずブラッシングをしてホコリを落とし、髪の毛の先を整えます。この際、毛先からブラッシングすることがポイントです。根元からブラッシングすると髪の毛が絡まってしまい、使いにくくなったり、ホコリや汚れが繁殖する原因になってしまいます。ブラッシングする際は力を強くかけないように注意しましょう。ウィッグにダメージを与えることになります。もし絡まった部分が解けにくい場合は、専用のスプレーを使ったり、力を加える必要があるかもしれませんが、注意して行いましょう。ただし、毛が抜け落ちる可能性もあるので注意が必要です。一度抜けた毛は戻りませんので、取り扱いには十分注意しましょう。

湿気取りと型崩れの防止

 

大切なウィッグを少しでも長く!ウィッグ保管方法

ウィッグにとって湿気は大敵です。湿気によって髪の毛がうねりやぼさぼさになってしまいます。湿気を防ぐためには、まず「通気性」が重要です。最近ではウィッグを購入するとネットが付属しているお店も多いですが、このネットに入れて通気性を確保する方法があります。ただし、ショートウィッグなどの短い髪の場合は問題ありませんが、ロングフルウィッグなどの場合はネットに入れたまま保管すると毛先が傷んでしまうことがあります。ウィッグスタンドを使用して適切な通気性を保つようにしましょう。ウィッグスタンドはウィッグをかぶせたまま形を保つことができるアイテムです。風通しの良い場所で保管するとさらに通気性が増します。また、湿気対策として効果的な方法として、「新聞紙」を使うことがあります。適切な大きさに丸めてウィッグの中に入れると湿気を取り除き、形崩れを防ぐのに役立ちます。その上からネットをかけて保管すればOKです。ロングウィッグなどの場合はウィッグスタンドの使用をおすすめしますが、ショートウィッグなどの場合にはぜひ試してみてください。

ウィッグは非常にデリケートで、湿気や汚れ、絡まった髪の毛などがダメージの原因になりやすい商品です。しかし、適切なケアを行うことで驚くほど長持ちさせることができます。ウィッグは消耗品だからダメになったら買い替える、という考え方もあるかもしれませんが、着用できない状況を避けるためにも、日常的に適切な保管方法を実践することをおすすめします。大切なアイテムとして、できるだけ長く使用できるようにしてください。