夏のウィッグ着用とお手入れのポイント
快適な夏のウィッグ着用とお手入れのポイント
今年の夏も日本列島は猛暑となり、40度を超える日も珍しくなくなりました。暑さにはくれぐれも注意し、熱中症にならないように気を付けましょう。しかし、ウィッグを着用する方にとっては、さらなる大きな問題が生じます。ウィッグの中での蒸れや汗による不快感が増し、着用することさえためらわれることもあります。そんな暑い夏にも快適にウィッグを着用するための暑さ対策や汗対策、そしてウィッグを長持ちさせるための洗い方のポイントをご紹介します。
暑さ対策
ウィッグを着用する際の大敵である「汗」に対策するために、いくつかの方法があります。まずは「保冷剤」を使う方法です。市販の小さな保冷剤を使用し、ウィッグを着ける際に頭に挟んでおくことで、頭部全体がひんやりとし、汗による不快感を軽減することができます。厚みが気になる場合は、発熱時の冷却シートを利用する方法もあります。冷却シートを使用する際には、頭痛が起きやすい方にも注意が必要です。また、汗のニオイを防ぐためには「吸収シート」が効果的です。敏感な肌の方には市販の汗取りパッドやふき取りシートがおすすめですが、キッチンペーパーでも代用できます。ウィッグネットと頭の間にカットしたキッチンペーパーを挟むことで、汗の吸収率が高まります。
汗対策
外出時に完全に汗をかくことは避けられない場合もあります。そのような場合には、汗のニオイ対策として「スプレー」が効果的です。ウィッグ専用のクールスプレーや、Ag+などのスプレーを使用すると汗のニオイを抑えることができます。ウィッグネットを着用する際や地毛をまとめる際にスプレーを使用しましょう。
ウィッグのお手入れ
夏の暑さや蒸れによって汚れたウィッグは放置せず、適切なお手入れが必要です。洗う際は、根元からではなく毛先からブラッシングし、絡まりやほつれを解いた後にぬるま湯でシャンプーを泡立てて優しく洗いましょう。洗面器の中にシャンプーを入れて泡立て、ウィッグを入れてもみ洗いする方法もあります。リンスも同様の方法で行いましょう。乾かす際はタオルで水気を取り除いた後、ドライヤーが使用できるウィッグはブローして乾かし、使用できない場合は自然乾燥させましょう。
夏の暑さに負けず、ウィッグを快適に着用しましょう。暑さ対策からお手入れまで、大切なウィッグをしっかりと管理してください。